「食」を通じて まちの人と人が つながる居場所
コミュニティスペースえんくるは、人と人がつながり、子どもたち若者たち、地域の人たちが生きやすいまちづくり(地域づくり)の拠点となることを目指しています。
えんくるの名前の由来はスペイン語で出会いを意味するencuentroエンクエントロから。
子どもはもちろん、誰もが気軽に立ち寄り、出会いが生まれる、豊かに繋がる居場所、たまり場、まちのひろばです。
えんくる MAP
クリックで詳細ページへジャンプします店舗の詳細
- 営業日時
- 月・水・金・土
10:30 〜 18:00 - 電話番号
- 044-813-5248
- 所在地
- 〒214-0021 川崎市多摩区宿河原 6-26-24 フジビル1階
JR 南武線久地駅徒歩3分 (線路脇の細い道を入る)
「えんくる」の成り立ちと、これから
2020年12月、以前「たまりばーる」だった久地駅近くの場所にコロナ禍で食べることが困難になった子どもとその家族を支援する目的で「フードパントリーたまりば」としてスタートしました。業務用冷凍冷蔵庫を設置して、誰でも気軽に利用できる敷居の低いフードパントリーとして稼働しています。
翌5月には多世代型地域食堂「えんくる食堂」、8月にはこどもが自由に過ごせる居場所「こども☆きっさ」、若者が多様な生き方と出逢う「チャレンジ・ラボ」などの事業もスタートしました。この場で出逢うこども、若者、保護者から発せられる様々なSOSをキャッチしながら、寄り添い、話しを聴き、必要であれば専門家や支援機関に繋ぐ相談事業も始まっています。
本格稼働して約半年経過した頃から、地域の方にも活動を応援いただけるようになりました。近隣の農家の方が定期的に野菜、根菜、果物を届けて下さったり、近隣企業の扉にチラシを貼って頂いたり、町内掲示板に毎月「えんくるカレンダー」を掲示させて頂いたりしています。
「えんくるCAFE」は2021年7月から営業をはじめました。コーヒーコーディネーターの資格を持つえんのOBであるマスターが注文をうけて豆を挽き丁寧にハンドドリップで淹れる深煎りコーヒーが看板商品です。地域の子育てママや高齢者が気軽に利用したり、えんのOBOGたちが集ったりする緩やかな居場所となりつつあります。
今後もこどもとその家族を支える「まちのひろば」、多様な人にとって安心安全な居場所として地域に開き続けていきますので、引き続き応援いただけたら嬉しいです。
スタッフプロフィール
理事長 西野 博之
認定NPO法人フリースペースたまりば理事長。川崎市子ども夢パーク・フリースペースえん他、各事業総合アドバイザー。
1986年より不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわる。1991年、川崎市高津区にフリースペースたまりばを開設。 不登校児童・生徒やひきこもり傾向にある若者たち、さまざまな障がいのあるひとたちとともに地域で育ちあう場を続けている。2003年7月にオープンした川崎市子ども夢パーク内に、川崎市の委託により公設民営の不登校児童・生徒の居場所「フリースペースえん」を開設、 その代表を務め、2006年4月より川崎市子ども夢パークの所長に就任。2021年3月までの15年間所長を務めた。神奈川大学非常勤講師。精神保健福祉士。
著書に『居場所のちから-生きてるだけですごいんだ-』(教育史料出版会)、『西野流「ゆる親」のすすめ<上>7歳までのお守りBOOK~「正しい母さん・父さん」を頑張らない。~』『「ゆる親」のすすめ<下>10歳からの見守りBOOK~だいじょうぶのタネをまこう。~』(ジャパンマシニスト社)等多数。
菊地 真紀子
2011年地域の価値を女性の視点で見直すことを使命として合同会社設立し商店街の空き家をリノベーションして居場所を設立。コミュニティカフェ、コワーキングスペース、まちなか映画館を運営。子育て世代の声に耳を傾け、こども食堂、商店街と連携して子どもとその家族を対象としたまちづくりイベントを開催。幼児教育に関わる中で、子どもが多様な関りの中で育つ必要性を実感し、フリースペースたまりばに入職しコミュニティスペースえんくる事業を担当している。
鈴木 晶子
ひきこもりの若者の訪問、居場所づくり、就労支援等を経験し、インクルージョンネットかながわ設立に参画、代表理事も務める。神奈川県や鎌倉市の生活困窮者自立相談支援事業主任相談員を歴任。その後、米国にて現地NPOの食支援のプログラムディレクターとして活動。現在、NPO法人パノラマ理事、NPO法人フリースペースたまりば事務局次長・理事として、地域密着の子ども若者支援、居場所づくり、食支援を通じた地域づくり等に取り組んでいる。一社)生活困窮者自立支援全国ネットワーク理事、臨床心理士、編著書に「子どもの貧困と地域の連携・協働」等。
田邉 恵佑
小学生の頃からフリースペースえんに通い、OBとして、長年こどもたちと関わってきた。大学で福祉を学んだ後、コーヒーの奥深さに触れ、コーディネーターの資格を取得。えんくるCAFEマスターとして日々子ども、若者、高齢者等と接するとともに、たまりばフードパントリー配送責任者を務める。
「えんくる」を運営している
「認定NPO法人フリースペースたまりば」ってなに?
私たちは、年間9万人が来場する「川崎市子ども夢パーク」の指定管理者です。1985年に不登校児童・生徒や高校中退した若者の居場所づくりにかかわった経験から、「子どもの最善の利益はなにか」を問い続けてきました。2003年に法人化し、「フリースペースえん」の運営も行っています。